公益社団法人 日本医学放射線学会

会員の皆様へ

会員向けの情報

2020年04月21日

画像診断管理認証制度
令和2年度診療報酬改定にかかる画像診断関連の届出について

公益社団法人日本医学放射線学会
理事長 今井 裕
一般社団法人日本磁気共鳴医学会
理事長 青木 茂樹

謹啓
時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
放射線医学の発展に日頃格別のご協力を頂き、誠にありがとうございます。
令和2年度診療報酬改定において、画像診断管理加算2及び3の施設基準が改変され、また、全身MRI撮影加算が創設されました。これらの加算は日本医学放射線学会と日本磁気共鳴医学会とが連携し要望したものです。

これらの加算は、各保険医療機関から厚生局への届出が必要ですが、厚生局への届出様式には、それぞれ「証明する書類」の提出が求められております。従来から、日本医学放射線学会は画像診断管理認証制度を実施し、画像診断管理加算3および3T MRI加算の「適切な被ばく線量管理」が行われているかどうかの認証を行ってまいりましたが、今般、これらの診療報酬改定に伴い、MRI装置の安全管理等の施設認証も併せて行うこととなりました。

つきましては、当該施設認証制度による「証明する書類」が必要な保険医療機関におかれましては、日本医学放射線学会の会員専用ページに添付する届出様式に必要事項をご記載の上、事務局にご提出ください。

なおこの度は原則として1年程度の認証期間とさせていただき、改めて審査を行うことも計画しますのでご承知おき下さい。

届出様式のダウンロードは、施設の放射線診断専門医にご依頼いただきますようお願い申し上げます。認証の状況は、日本医学放射線学会のホームページにて公表させていただきます。

諸事ご多用のところ誠に恐縮に存じますが、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

  1. 届出様式は日本医学放射線学会 会員専用ページへ
  2. 臨床MRI安全運用のための指針、全身MRI撮像の指針は日本磁気共鳴医学会のホームページへ
  3. 【MRI安全性に関するWeb講習会のお知らせ】
    「MRI 安全性の考え方」「臨床MRI安全運用のための指針について」「臨床MRI安全運用のための指針に基づく造影剤使用の安全管理と造影剤に関わる最近の話題」に関するWeb講習会を、JRS2020で開催することになりました。今回の第79回日本医学放射線学会総会webに参加し、該当のコンテンツを閲覧することにより(視聴確認あり)、それぞれの企画において参加証を得ることができます。

    ◆Web特別企画1
    第 25 回講演会「MRI 安全性の考え方」
    ※ 画像診断管理認証制度に係る届出様式における「MRI安全運用に関する講習会」に該当します。
    主 催:第79回日本医学放射線学会総会、日本磁気共鳴医学会、
    共 催:第76回日本放射線技術学会総会、第119回日本医学物理学会学術大会
    世話人:黒田 輝(東海大学)、宮地利明(金沢大学)
    プログラム
    1. MRI 装置のハードウエア 山本 徹(北海道大学)
    2.生物学的影響 山口さち子(労働安全衛生総合研究所)
    3.高磁場 MRI の現状と課題 ~7T MRI の使用経験から~ 福永 雅喜 (生理学研究所)
    4. ASTM 及び ISO 基準に基づく体内植込み型医療機器の MRI 安全性評価 黒田 輝(東海大学)
    5.検査現場における安全管理 土井 司(高清会 高井病院)
    6. IEC 規格の第 3 版と最新の動向 丸山 克也(JIRA 標準化委員)

    ◆Web特別企画2
    臨床MRI安全運用のための指針について:平井俊範(宮崎大学)
    ※ 2020年度の画像診断管理認証制度に係る届出様式における「MRI安全運用に関する講習会」には該当しません。2021年度以降の施設認証に用いることを検討しています。

    ◆Web特別企画3
    臨床MRI安全運用のための指針に基づく造影剤使用の安全管理と
    造影剤に関わる最近の話題:長縄慎二(名古屋大学)
    ※ 2020年度の画像診断管理認証制度に係る届出様式における「MRI安全運用に関する講習会」には該当しません。2021年度以降の施設認証に用いることを検討しています。