公益社団法人 日本医学放射線学会

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2020年03月27日

ウイルス性肺炎画像診断サーベイランスの経過報告

公益社団法人 日本医学放射線学会
理事長  今井 裕

平素より放射線医学の発展のため御尽力頂き、誠にありがとうございます。
先般、公益社団法人 日本医学放射線学会では、我が国における新型コロナウイルス感染症の集団発生や全国での感染拡大の状況把握のため、ウイルス性肺炎画像診断サーベイランスを開始いたしました。本日現在で、235例の登録があり、本情報は、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部や厚生労働省のサーベイランス班やクラスター班へ逐次情報を提供しており、高い評価をいただいています。コロナウイルス感染症は、引き続き国内での感染者数の増加がみられており、全国どこかの地域で感染者の爆発的な増加、いわゆるオーバーシュートが生じる可能性も危惧されています。
本サーベイランスは、放射線科専門医である各先生方の自発的なアンケート調査でありその精度は皆様の正確な登録によってのみ担保されます。本サーベイランスの結果は、今後の政府や都道府県における感染症対策の政策決定にも大きく影響しますので、積極的に情報提供していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

〇症例登録フォームアドレス
登録は、日本医学放射線学会ホームページの下記の「会員専用ページ」からアクセスいただけます。
https://member.radiology-sys.jp/jrsWebMember/html/login.html
なお、「ウイルス性肺炎画像診断サーベイランスの結果」も、会員専用ページにてご覧いただけます。

〇登録する患者のクライテリア
※市中肺炎(移植患者や免疫抑制剤等の投与中を除く)と考えられる患者のCTにおいて、ウイルス肺炎を疑う所見があった場合に、登録してください。
※2020年1月以降の症例を御登録ください。